


第二回スペシャルインタビューは 池坊麻布橘会支所 森由華支所長へのスペシャルインタビューです

2025.8.17 | 花展について スペシャルインタビューvol.2 |
2025.7.18 | スペシャルインタビューvol.1 |
2025.7.18 | 花展のキービジュアル アップしました |



皆さん、こんにちは。
この度、池坊麻布橘会支所の代表である森由華先生にインタビューする役目をいただきました氏原奈穂です。宜しくお願い申し上げます。

由華先生、この度は11月に支所7周年記念花展の開催決定おめでとうございます。改めて、今の気持ちはいかがですか。

ありがとうございます。このように生徒さんにインタビューされるのは初めてですが、嬉しいしまた面白いなと感じます。よろしくお願いいたします。
正直、今の気持ちは不安と期待で緊張そのもの。でも、皆さんがいてくれるから頑張れるし、一緒に頑張りたい。そう思っています。


まず、初めての支所花展の開催となりますが、開催を決めるまでの経緯や意気込み、思いをお聞かせください。

池坊麻布橘会は2018年11月1日に御家元より認可を戴き、今年で7年となる新しい会です。
発会した当初は5年目ぐらいには花展をしたいと考えていましたが、20年にコロナ禍が始まり状況が一変、2年前位にようやくおちついてきたため会場探しを始めましたので7周年記念になったのです。
今回、大変素晴らしいご縁が繋がり、六本木ヒルズという港区を代表するランドマークで開催することが決まりました。ご支援を戴きます皆様には心より感謝しております。
池坊いけばなを通し今までお世話になった皆様への思いに応えるためにも、それぞれが出来る準備を精一杯頑張って、本番には都会の中心に秋の風情香るいけばな作品を飾って皆様をお迎えしたいと思います。
出瓶者皆さんには、この機会にご家族ご友人、お勤め先の皆様などをお招きして、普段とは違う交流の場にしていただければと願っています。


今回初めて花展に出瓶する人が多いのですが、そもそも社中展と支所花展の違いについて教えてください。

社中とは、個人の師匠(先生)とその先生の門弟達(生徒)のこと。支所や支部は、その社中がたくさん所属する団体と考えてください。各々が主催する花展は、参加人数や会場の規模が違います。
ただ、池坊麻布橘会支所は私の社中と、私の門弟さんの門弟さん(孫弟子)だけで構成されていますから、珍しいかもしれません。
いずれにしても、初めて参加される方にはわからないことばかりの体験となります。
大変ですが皆で相談しながら準備を進めていただきたいです。

生徒の皆さんは花展出瓶に向けてお稽古で試行錯誤しているのですが、由華先生はどんな時に作品についてのインスピレーションを得ますか

いろいろですね。散歩して街のウィンドウや植栽を見たり、旅行先で珍しい草花を見たとき「これを使ったらどのような作品になるかな」とか「何と組み合わせたら」とか自然に想像する時もあれば、花展やイベントの作品を制作する時は、タイトルやキーワードを考え世界観を作りながら花材を取り合わせていきます。

今まで様々な花展やコンクールに出瓶したと思いますが、思い出に残る作品はありますか

コンクールですと、池坊旧七夕会コンクールに参加して初入賞した作品。
本番では、メインの花をミニ胡蝶蘭から白い竜胆に急遽変更し、それが功を奏しました。最後まで諦めず、でも素早く変更の決断もという緊張の時間は忘れられません。
自身の作品でいけてよかったと思える作品は1年に1度あるかないかですから、思い出にのこる作品はごくわずか。
それよりも、生徒の皆と一緒にいけこんだイベント大作の数々が印象に残ります。


最近はいけばなを習う男性も増えてきました。由華先生の教室も男性が大変多いように思われます。何か時代の流れが変わったように感じますか。

2010年にご縁をいただき、法人華道部のインスパイア華道部がスタート。メンバーは高槻社長はじめ殆どが男性でした。そこから少しずつ男性への指導にも慣れていきました。男性的な思考と構築、女性的な表現方法は違います。
一人一人の考え方、受け取り方を理解する。わからない時は、私からも積極的にアプローチしていくコミニケーションが大切だと思います。おかげさまで、男性会員は20名以上になりました。
今回花展では13名の男性が超多忙のなか参加してくれます。有難いです。


ここで少し趣向を変えて、お稽古中は中々見えてこない森由華先生のプライベートに迫ってみたいと思います。
まずは好きな花や花形は何でしょうか。

花は基本みんな好き!好き嫌いを言うと、花からも嫌われそうですから。
池坊は立花、生花、自由花があるから素晴らしい。それぞれの魅力が違いますし、表現方法も異なりますから飽きません。無限ループのお稽古が出来ます。

今回の花展で先生から花器をレンタルする人もいますが、花器はどれくらいお持ちなんでしょうか。

数えたことがありません。東京だけでは置ききれず、実家にも相当数あります。そろそろ断捨離かなと思っていますが、このような花展があれば使ってもらえますから、また増えていくんでしょうか。


まだ使ったことのない花材はあるのでしょうか?あるとしたら挑戦したい花材は何ですか。

花卉業界も日進月歩、見たこともない花や木はたくさんあると思います。今はそのような新しい草花にも惹かれますが、見慣れている花材に新しい表情を見つけることに興味があります。

座右の銘を教えてください。

そろそろくるかな、と思いました。笑
以前は色紙に何か書いてくださいと言われると「花もひとも一期一会」 と書いていましたが。今日は今日の出会い。それを精一杯に生かすのは、花もひとも同じです。
最近新しい銘が浮かびましたが、まずは自分の中で熟成させたいです。

気分転換やリフレッシュしたい時はどうしてますか。

よく寝ます。

愛読書は何ですか。

「池坊専応口伝」と言えるようになりたいです。



花展の舞台「ヒルズカフェ/スペース」

最後に花展への出瓶に向けて頑張っている生徒さん達へエールをお願いいたします。

連日の猛暑の中、花展の打ち合わせや準備に奔走してくれるメインメンバーには心から感謝しています。
また、初めての花展でわからないことばかりでも、熱心にお稽古に通ってくれる生徒の皆にも愛おしい気持ちでいっぱいです。本番までに池坊の美感とあなたの個性が融合した作品を目指し、それぞれの思いがいけばなに生かされますよう稽古してください。
そして、当日は会場にお越しくださる皆様にご挨拶しながらお話ができるといいですね。
皆が協力し合い、成長する花展を目指しましょう。それがなされれば大成功です。
〜ありがとうございました〜