池坊展への大きなチャレンジ
皆さまこんにちは、麻布台教室のまりなです。
まだ蕾の多い桃の花は、これから徐々に開花していくのがとっても楽しみです。
今回のお稽古では、ラッパスイセン をメインに生けました。
お花ひとつひとつが和紙で丁寧に包まれていて、まるでお人形さんのようでした。
和紙のなかから、”わたしをみて!”と言わんばかりに咲き誇ったまばゆいお花が顔を出した瞬間、
私はあぁ春が来たのだなぁと感じると同時にこのお花の可愛さを生かしたいと思いながら生けました。
まだ外は寒い中で春を感じられることは、この上ない癒しのひと時でした。
花形 自由花
花材 桃、ラッパ水仙、ブルースター、その他
またこのたびは、日本橋三越の池坊花展に小品自由花で出瓶する機会をいただき誠にありがとうございます。
さまざまな変化を受けながらも前に進んでいく時代の中で、「三越百貨店350周年」という記念すべき年をお祝いするべく、その場にふさわしい作品とはなにか私なりに考えているところです。
そんななか私は、三越の“伝統だけでなく真心を基本とした革新を誇りにしている”という社風に感銘を受けました。
そのチャレンジ精神は、まさに自由花での表現に通じるものではないかと感じます。
また今回の花展が私にとって初めての出瓶であり大きなチャレンジとなります。
皆様の心があたたまるような作品を、真心をこめて精一杯生けて、この経験を誇りにしていきたいと思います。
ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。
林真梨菜