春の野原のように

立花正風体  
トルコギキョウの真・請・控枝の三ヶ所遣い

立花のカリキュラム教本の最初に「立花は雄大な大自然の理想像を一瓶の内に表現したもの」とあります

映画「花戦さ」や古典立華の本などの影響もあるのか松などのがっしりした木物の「真」が頭に焼き付いていて
「細い細い茎のトルコギキョウが真になるの?」とまず思ってしまいました

しかし考えてみればこれまで習ってきた立花の初歩も「草物」が中心です

トルコギキョウも「雄大な自然」ではないけれど「暖かな色の春の野原」にはなったのではないでしょうか

免許をとった際にいただきながら、なかなか開くことのない「花伝書」をじっくり読んでみようかと思わせる一瓶でした

安藤

101carat

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