第二次展 諸芸上達
花展出瓶が決まってから生け込み前日(いえいえ当日)までの長きにわたる迷走の日々を過ごして参りました。
花器はあっさり決まったものの、
私の「沖縄の花材を使いたい」というどこからともなく沸き上がった思いが迷走への始まりでした。
沖縄の友人がいくつもの花材を送って下さり(感謝・感謝なのですが)、さらに迷走に拍車がかかってしまい・・・・
今年の、季節の前倒しともいえる例年になく暑い日が続いた事で
ことごとく打ち砕かれてしまい精神状態は泥沼状態。
でもそんな私に生け込み前日、突如素晴らしい「出会い」がついに訪れました。
4軒のお花屋さん巡りの中、最後の1軒でその「出会い」が。
ただ、それで迷走が解消されたわけでもなく。
生け込み当日の午前中の下生け会場でも、
折角訪れた「出会い」の活かし方が見つからず迷走は花展会場まで引きずることに。
でも会場の両隣、横並びの出瓶者の面々の作品を目にしてついに決心がつき、
長きにわたる迷走に終止符を打つことが出来ました。(というか腹をくくった、という表現が合っているのかも)
サポーターとして会場にてお手伝い頂いた支所メンバーの皆様のアドバイスが私の決心の後押しをして下さいました。
そして、何よりこんな迷走泥沼の私を、温かく時に厳しく最後までご指導くださいました森先生に心から感謝です。
最後に中研で訪れた京都、八坂神社で「諸芸上達」という御札(おふだ)を購入した私を神さまは見放さなかったのか、と
お財布に入れていた御札にも密かに感謝したことも付け加えておきます。
松谷