生花新風体
皆様、連日お暑うございます。
お変わりなくお過ごしの事と存じます。
今日は久しぶりのお稽古で、生花新風体でした。
花市様へのお任せ花材梱包を空けて・・・・絶句でした。
緑もみじの立派な枝が2本、オクラレルカが2株、笹百合が1本。
花が笹百合の1本だけ。それに比べての緑もみじの多い事。難しすぎです。
悩みに悩みつつ頭に浮かんだ一言、「数少なきは・・・・」の池坊の神髄。
花材に惑わされてはいけない、と自分に言い聞かせて自分なりにそぎ落としに集中。
でもまだまだ、たった1本に絞った緑もみじについても、森先生からのご助言
「もっと潔く緑もみじの葉を落としてみては」の一言を頂き、そぎ落としそぎ落とし。
自分でも納得出来る1瓶に纏める事が出来ました。
生花という事で生花瓶を選びがちな花器も、あえて広口の低い花器を選び、
猛暑の中の涼やかさを表現することに致しました。
私事では有りますが昨日、施設内でお誕生日を迎えた母とリモート面会。
実は施設内でコロナ蔓延となり、予定していた先週の面会がキャンセルとなってしまい、急遽のリモート面会。そんな母にも届けたい1瓶となりました。
家族を含め、見て下さる方が少しでも涼やかなお気持ちになって頂けましたら幸いです。
松谷 敬子