重陽の節句 いけばな

手に取ったときにゆったりと揺れるアスターが何とも可愛らしく、秋の穏やかな風を表現できればと思い、長めに残して生けました。

そんなイメージともぴったりな、やさしい色合いのが今回の主役です。

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花形 自由花
花材 菊、アスター、チョウジソウ、コニカル、ワレモコウ

翌日が九月九日重陽の節句ということもあり、平安時代の宮中行事、の着綿のお話も交えてのレッスンでした。

前日の夜から菊に真綿を被せ、朝になっての香が移り露で湿ったその真綿で体を清めて若さと健康を保とうとした、というもの。

いつの時代も若さや美への探求心、美しいものを愛でる心は変わらないのだと感心しつつ、古くから色々な楽しみ方で愛されるの普遍的な魅力を改めて感じました。

今回もお稽古ありがとうございました。

竹内

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