初いけ式 🟦高槻亮輔

令和七年の初生けに参加して参りました。

自分の出瓶も大切ですが、弟子の豆八重さん(先斗町の芸妓さん)が道場席での初生け式に参加するということで、しっかりと大役を果たしてもらえるよう準備とサポートに意を配ってきました。

前日、花市で花材を選ぶ際に、紅白の梅と寿栄が決まり、さらに根〆を探していて、八重の小菊(紫のピンポンマム)が目に留まりました。


🟦花形 生花新風体

花材 紅梅、白梅、小菊


八重の小菊を豆八重さんに見立てて、初生け式でのびやかに表現できるよう、気持ちを込めて生けました。



自分は前日に生け込みをする時間もあり、当日朝の手直しもできるのですが、道場席はその場で渡された花材と用意された花器を前に15分一本勝負で生け込みます。
(花材の取り合わせは様々ありますし、師匠はそばに立ち会えず、手直しもできません)

さて、その結果はいかに。


令和七年は明るい年になる予感がしていますが、まさにそのような兆しを感じさせる明るく華やかでのびのびした作品ができあがっておりました。
弟子の活躍というものは、本当に嬉しいものです。

このような背景のある作品として、初生け出瓶作品を拝見いただけるとありがたいです。

🟦高槻亮輔

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