二代専好 水仙立花🟨
皆様、おはようございます。
お元気でいらっしゃいますか。暦では大寒を過ぎ、お稽古花材は早春を感じさせる草木が増えてきました。花粉も飛び始めているようです。どうぞ気をつけてくださいね。
私は先日、冬季講習にメンバー三人と一緒に参加し、二代専好の水仙立花の模写と、水仙を使った立て花を学びました。
一日目は四百年前江戸時代初期に二代専好宗匠が立てた立花絵図を再現された、森部隆特命教授の作品写真を手がかりに模写します。
水仙の花七本と、葉が十三枚に小菊の前置。それだけの世界がこんなにも難しいのか、と思わせられます。
花、葉ともに全てワイヤーを入れて準備しますが、丁寧にやると思いの外時間がかかります。でも、ここで手を抜かずにきちんとして、全体の立調へ。
陰陽、奥行きを考えながら水仙の葉をひねり、ためて、全体を構成しながら完成させました。教室で、三十名あまりの同じ立花が並ぶのは壮観です。
🟨🟩二代専好 立花
花材 水仙、著莪、小菊
昔は、ワイヤーがなかったため竹を細く割いたものを中に入れたそう。先人の知恵にも脱帽ですね。
暖房などない底冷えの京都の冬、水仙の芳香に気持ちを踊らせながら二代専好宗匠は何を思ったのでしょうか。
京都池坊家元ビルの外に、ブロンズで出来たこの作品が飾られています。次回訪れたら、改めてじっくり拝見したいものです。
学びの華の道。大変ですが、面白く、果てなく。私の小道にまた一つ、花が咲きました。
二日目については、また後日。
さあ、今日もお稽古日和❗️
皆様も、元気に良い一日をお過ごしください。
森由華