春に追いつけ！

ふと見上げた夜桜の向こうに月が透けて見えて、在原業平の歌を思い出す春の宵

など風流なことを言ってみたものの、実のところは季節の変わり目で遅れを取り、年々早くなる春を「待ってーー！」と追いかけています。

さて、新年度最初のお稽古は立花新風体でした。

春らしい明るい色の素敵な花材をどのように取り合わせればよいか。毎度のことながら、悩みます。

森先生にご指導いただきながら、春の光の中、大胆かつ繊細に踊るような明るい姿になりました。

花材　アルストロメリア、オブリザダム、バショウ、コデマリ、シマフトイ、ナデシコ　他

立花新風体のあるべき美しさを掴むのには、まだまだ時間がかかりそうですが、その奥深さこそ面白さ。

立花新風体だからこそできる表現を一回一回お稽古を重ねながら学んでいきたいです。

新年度も季節の花に手を引っ張ってもらったり、背中を押してもらいながら、楽しむことも忘れずに頑張っていこうと思います！

はななす＊