第二次展 生花新風体
東京池坊展の二次展(5月26-27日)に生花新風体を出瓶いたしました。
新風体に取り組んだことが少なかったので、これはこの分野で自分の技倆を高められる良い機会と考え、可能な限り多くのリハーサル・レッスンを設定するとともに、自宅でも別途花材を用意したりして試作を行いました。
会場に入り、いけこみを開始すると、事前に想定していたよりも作品の規模を大きくしなければならないことがわかりました。最後まで実際に使えるかわからなかった自宅のガクアジサイが使えることになりましたが、竹シャガとグロリオサとのバランス・配置が難しく、工夫が必要でした。適切な指導・サポートをいただき、何とか形を整えることができたと感じています。
一般来場者の中にしばらく立ち止まったり、写真を撮られる方もそこそこあり、感想が耳に入るとある程度手応えを感じるとともに、そういう風に捉えられるのかとわかる点もあり、今後について大いに参考になりました。
最近は普段のレッスンでは立花が中心になっていますが、やはり各花形をバランスよく勉強していくことで、それぞれが作用しあい、総合的な力を高められると感じられました。より積極的にいけばなに取り組んで行きたいと思います。
石黒 光