節分の立花
2025年、立春を控えた節分の日。
朝から小雨が降りまだ寒いながらも、湿り気のある空気がどこか春の訪れを感じさせ、気持ちも軽やかに教室へと向かいました。
お正月に続く木草挿し交ぜの立花正風体のお稽古では、可憐な蕾と咲き始めの花々が愛らしい彼岸桜、そして「ポンっポンっ」とリズミカルに白い花を咲かせた小手毬を中心とした花材を用いました。
🟩🟪花形 立花正風体 ステップ3
花材 彼岸桜、コデマリ、アイリス、栂、伊吹、柘植、若松、タマシダ、撫子
お稽古では、特に胴や前置きをいかに一瓶の要となる姿に整え、立調させるかに焦点を当てました。
森先生からは、目線を瓶の中心へと向けるための具体的な方法を懇切丁寧にご指導いただき、そのおかげで、少しずつその意味が理解できるようになり、次作への意欲へと繋がりました。
寒さが続く日々の中、草木が春の訪れを静かに告げてくれているのを感じながら、
いけばなを通じた新たな挑戦に胸を膨らませています。
宮師🟩