花展出瓶のご挨拶💐藤井美佳

7月最後の日曜日、蓮の生花新風体のお稽古でした。

1年の中で限られた季節でしかお稽古できない花材はたくさんありますが、その中でも夏の季節のお稽古では蓮が外せません。

水鉄砲での水揚げ、桃の花で葉の乾燥を防いだり手間がかかる分、生けた時の達成感や充実感のある花材です。

そして何より、蓮には過去・現在・未来の三世の意味合いが備わっていると言います。

日々お稽古をする中で、過去にお稽古をしたことが身になり今の花となり、そして今を重ねることが未来の花へと繋がっていく・・・

蓮の花には、池坊の先人たちが積み重ねてきた花に対する気持ちや姿勢に共通するものを感じます。

🟩🟪花形 生花新風体

花材 蓮 トルコキキョウ 薄

今年は麻布橘会の花展が開催されるメモリアルイヤー。

過去自分が重ねてきたもの、好きなこと、そういった自分らしさを凝縮して一瓶に表現できるよう準備を進めています。

個性豊かな麻布橘会の仲間のたくさんの作品が見れることも今からとても楽しみです。

お稽古の翌日、自宅で蓮の蕾が開花しました。

蕾で終わってしまうことの多い蓮の花ですが、今年は花展に向けて幸先が良い開花となりました!

藤井美佳💐