秋の月

ここ2週間ほどで、すっかり残暑の気候から秋めいた空気に変わってきました。

8月後半から、花材も秋らしいものに変化していましたが、ここのところは1週ごとに、より秋を感じるものが増えてきた気がします。

この日のお稽古では、秋の彩りが美しい芭蕉の葉と、シマススキ、秋明菊、ケイトウの4種類が手に入りました。

この、なんとも言えない秋色の芭蕉の葉を生かして、儚い秋明菊との取り合わせ、鮮烈な印象のケイトウとの取り合わせで生花新風体を2杯生けました。

ちょうどお稽古をつけていただいた日は、新月の前日。
空は月明かりの見えない日でしたが、芭蕉の葉の黄色が空に浮かぶ月を連想させて、秋の月を感じたお稽古でした。

彩りの変化を感じやすい秋色の花材。
来週はどんな秋の花材との出会いがあるのか、今から楽しみです。

五十嵐

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