池坊展 出瓶者からのメッセージ
皆様こんにちは、御茶ノ水教室の村田 康子です。
この度、池坊東京花展 『華の軌跡』第三次展5月19日(日)•20日(月) いけばなの軌跡コーナーに、立て花を出瓶させていただくことになりました。
コーナーの始まりである立て花を、師の森先生のお隣に出瓶ということで、有り難さとともに緊張しています。
3月の池坊中央研修学院卒業花展•春のいけばな展ではポップな自由花をいけましたが、今回は何百年も時代を遡り、いけばなの原点である立て花です。
はるか遠い時代の人々の思いが令和の現代に受け継がれていることを、あらためて実感し、いけばなで時を旅するような気持ちになります。
今年は会場である日本橋三越にライオン像が設置されてから110周年だそうです。展示の説明によると「勇気と気品、度量の象徴」として、ロンドンのトラファルガー広場のライオン像をモチーフにして造られ、震災や戦争の危機を乗り越えた「奇跡のライオン」。
その力にあやかり、祈りと感謝の思いを乗せ、立て花から始まるいけばなの軌跡への期待につながる作品になるよう、心して努めたいと思います。
皆様のご来場を心よりお待ちしております!
村田 康子