令和五年 池坊初いけ式

一月五日、京都のお家元で行われた初いけ式に参加させていただきました。

到着後、まずは六角堂へお参りをします。
全国から沢山の門弟が集まってきており、今回は参加をさせていただくので今まで以上に感慨深いお参りに✨
華道振興祈念と、初いけ式を無事にできるよう手を合わせました。

そして、会場入りし、生け込みを行います。
先日のエキシビション作品を元に、森先生よりアドバイスをいただき、花や水引テープ、ミラーシートを加えて華やかにお正月らしい作品になりました!

同じ花器、構成でも見違える作品となり嬉しかったです。

緊張のご巡視では、事務総長池坊研修学院の教授の方々に作品を見ていただきました。
事務総長からは、『この作品のように素敵な1年にしてください』というありがたいお言葉をいただきました!

IKENOBOYSの方々や、自身のお稽古場を持っている方などが沢山参加されていて、皆様の作品を拝見できることも大変勉強となりました。

ご巡視の後は、道場席へ伺い、お家元、そして教授陣の作品を拝見します。

初日の出の掛軸をバックに見るお家元の作品は静かな中に力強さがありました。

年始にお家元の作品を肌で感じることができたことが大変嬉しかったです。

その後の新年会では、京都吉兆の懐石をいただきます。

新年会でお家元、専好様、専宗様の新年のご挨拶がとても素敵でしたので、皆様にもぜひ共有させてください。

お家元からは
師から弟子へ、そのまた弟子へと心の道を伝えていってほしい

専好様からは
長くいけばなを続けると、いけばなを学んでいて良かったと想える日が必ずやってきます。自分の個性、感性を大切にしながら社中、支部で相手を尊重し、池坊を発展させてほしい。
心身ともに健やかに、いつも隣に池坊がありますように。

専宗様からは
自分の等身大で、新しいことを実行して、何事も経験して、新しいことを受け入れられるようになっていくことが大切。

いただいた言葉を意識して日々のお稽古を積んでいきたいと感じました。

とても濃い2日間、初参加で思っていた以上に気を張っていたようで帰りの新幹線はクタクタでしたが、それ以上に、改めて池坊を学べる環境にいることへの喜びや満足感が大きく未だ高揚しています。

2日間で感じたこと、たくさんの学びを2023年のお稽古に生かしていきたいと思っております。

今月は、麻布橘会での初いけ式もあります。
お家元の言葉を胸に、森由華先生と共に麻布橘会を皆で発展させていける1年を目指していけると嬉しいです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


五十嵐 美佳

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