自分で選ぶ

花材を自分で選んで生ける生花新風体ということで
事前に考えていたのは秋の季節を感じさせる和の素材でしたが
数ある花材にピンとくる和物はみあたらず目に飛び込んできたのは
鬼灯のようなローゼルとシラタマノキのようなシンフォリカルポス
名前も初めて聞くようものでした
これに鶏頭の仲間のセロシア、葉物のクロトン、カラテアイングニシス
どれも初めて使う素材になりました

生花新風体主、用、あしらいという3種によるシンプルな構成ですが
生花正風体のようにかっちりとした決まりがなく、水際が大事と言いながら
漠とした感じでどう生けたら良いのか迷ってしまいます
シンプルにと考えると主、用、あしらい1本づつでもいいのではと思ってしまうのですが
この日学んだのはシンプルと貧相は別物ということ
その花材らしさを活かすリズムや対比を表すには1本づつでは表現しきれないことも多いということでした

花器も重要ということでこの日は2つの別の花器を使って二瓶生けましたが。

先生のアドバイスを聞くうちに、いずれも当初考えていた花材の構成とは別のものになりました

事前に色々考えることも大事ですが、その日の花材や花器、実際に花の取り合わせを見ながら
当意即妙に生ける大切さも学ばせていただきました

安藤

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