新年月景
石黒 光 (職位脇教授2級)
花形 自由花
花材 木瓜、椿、水仙、白髪松、大王松
推しの対象として、自宅に庭に咲き、家紋の花でもある木瓜を選びました。大きく開いた花が複数ついたものを使いたいところ生け込みのタイミングに合わせることが難しいと思われましたが、運よく作品の中心に用いることができました。
椿と水仙も自宅に咲いていて好きなものなので、気に入っている花材を用いることができたのは幸いでした。
花器が満月を表象しているため、もう少し花材を減らして空間を生かす構成にすることも考えられましたが、花器自体の個性が強いこともあり、やや賑やかな構成として結果的には良いバランスができたと考えています。
新年の満月は松の内の7日なので月下の庭とも捉えられるかと思います。
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